海外FX金融ライセンスとヴァンテージ(Vantage)の金融ライセンス

ヴァンテージコレクション編集部

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海外FXの安全性を測る基準として、「公式サイトの日本語レベル」「運営歴」「金融ライセンス」などは外せない要素です。なかでも金融ライセンスは、取得しているライセンスの取得難易度によっても依頼性や安全度が大きく変わることもあり、その海外FX業者の姿勢がはっきりと伺えるものとして認識されています。

海外FX業者の中にはいまだ金融ライセンスを保有していない、また保有の有無が明確に確認できていないという業者が存在していますが、それでも多くの海外FX業者はライセンスを保有しています。海外FX初心者の方でこれから口座開設を検討している場合には、自分が口座開設を予定している業者がどのような金融ライセンスを取得しているかを確認した上で口座開設を考えるのも良いでしょう。

ここでは海外FXの金融ライセンスについて見ていきます。

金融ライセンスがなぜ重要か?

昨年2023年には海外FX大手業者が突然の営業停止で口座資金が引き出せなくなることがありました。よくよく見ていくとこの業者の金融ライセンスは比較的取得しやすいライセンスだったことがわかっており、金融ライセンスの取得難易度とFX業者の安全性には何らかの相関関係があるのではないかと考えざるを得ません。もちろん金融ライセンスの取得難易度が高いから倒産しないということもないでしょうし、難易度の低い金融ライセンスを取得している海外FX業者が必ず倒産するというものではありませんが、やはり安心感を測る材料として金融ライセンスは重要な指標とひとつといえると思います。

海外FX業者の大半は日本の金融庁登録が行われていない

海外FX業者をいろいろ見ていく中で、日本の金融庁登録が行われていないことを不安材料に感じる人がいると思います。結論から言いますと、日本の金融庁登録が行われていないことで、海外FXは豪華なボーナスキャンペーンが行え、ハイレバレッジトレードを実現、追証なしのゼロカットにて取引できるため、日本の金融庁登録がなされてしまうと魅力あるサービスが行えないことになってしまいます。そのため、意図的に取得していないのです。

金融庁自身は無登録業者と取引を行わないように警告を出していますが、それは営業を許可していないことにすぎず、個人トレーダー取引すること自体は違法ではありません。違法だといわれているのは海外FX業者が「日本で登録を受けずに金融商品取引業や暗号資産交換業を行うこと」であって、日本人が海外のFX業者でトレードをすることを禁止している訳ではない点を勘違いしないこと。少し前までは日本向けの公式サイトもあまり存在しませんでしたが、最近は普通に日本向けの公式サイトが準備され日本人トレーダー向けにサービス告知をしているのを見かけます。

またここ数年、警察が海外のオンラインカジノを日本からアクセスして行うことは違法だと大きく謳っており、これが社会に認知化されつつあります。この影響で海外FXや海外バイナリーオプションもダメではないか?と思っている人がいてもおかしくないのですが、オンラインカジノは「カジノ」自体がNGであるためであり、FXは金融投資ですので問題ない点は知っておきましょう。

金融ライセンスの取得難易度

海外FX業者が取得している金融ライセンスには取得しやすさに応じた難易度があります。明確に区別されている訳ではありませんが、一般的にこの金融ライセンスを取得している海外FX業者は安心であると思われるライセンスは存在します。

取得難易度高の金融ライセンス

取得難易度が高い金融ライセンスには次のようなものが挙げられます。

取得難易度が高い金融ライセンス

  • 英国金融行動監視機構(FCA: Financial Conduct Authority)
    XM Trading、iFOREX、IronFX、exness、HFM、Vantageなど
  • オーストラリア証券投資委員会(ASIC:Australian Securities and Investments Commission)
  • キプロス証券取引委員会(CySEC:Cyprus Securities and Exchange Commission)
    XM Trading、iFOREX、IronFX、exness、FBS、FXGT、HFMなど

これら3つの金融ライセンスは数ある金融ライセンスのなかでも特に取得が難しいと言われるもので、とくに英国金融行動監視機構(FCA)は最も取得難易度が高いと目されています。FCAライセンスは一度取得しても毎年決算書の提出が求められ、基準を満たさなくなればライセンスが剥奪されてしまうほどです。

これらの金融ライセンスを持った海外FX業者が直接的に日本向けのサービスを展開することはしていません。金融ライセンスは日本のような主要国であればどこも取得難易度は厳しいのが現状です。そのような国に対し、日本からは「日本向けにサービスを行う海外FX業者に金融ライセンスを出さないように」と通達していることもあって、日本向けの金融ライセンスは比較的取得難易度が低いものになっています。そのため、これらの金融ライセンスを持ちグループの親会社が子会社を使って、あえて低めの金融ライセンスで日本向けサービスを行っていることは知っておきたい豆知識です。

ちなみに、日本の金融庁ライセンス(FSA:Financial Services Agency)は、これらの金融ライセンスと同等それ以上の取得難易度があるとされています。

取得難易度中の金融ライセンス

取得難易度が中程度の金融ライセンスには次のようなものが挙げられます。

取得難易度が中程度の金融ライセンス

  • バヌアツ金融サービス委員会(VFSC:Vanuatu Financial Services Commission)
    Vantage、TITANFX、FBSなど
  • 南アフリカ金融サービス委員会(FSCA:Financial Sector Conduct Authority)
  • ケイマン諸島金融庁(CIMA:Cayman Islands Monetary Authority)
    Vantage、Tradeviewなど
  • ドバイ金融サービス機構(DFSA:Dubai Financial Services Authority)

取得難易度低の金融ライセンス

取得難易度が低い金融ライセンスには次のようなものが挙げられます。

取得難易度が低い金融ライセンス

  • セーシェル金融庁(FSA:Financial Services Authority)
  • セントビンセントグレナディーン金融サービス庁(SVGFSA:St.Vincent&the Grenadines The Financial Services Authority)
  • ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC:International Financial Services Commission)
  • モーリシャス金融サービス委員会(FSC:The Financial Services Commission)
  • 英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC:The British Virgin Islands Financial Services Commission)

これらの金融ライセンスを保有している海外FX業者は比較的よく見かけますが、取得難易度の高い金融ライセンスを保有している海外FX業者のグループ会社が日本営業用に取得した金融ライセンスで、お金を出せば取れるものだったり、非常に基準が低いライセンスであることが多いです。それか、信頼性の低い業者であることもあり、見極めが難しいのがこのグレードのライセンスを持つ海外FX業者です。ペーパーカンパニーでもOKなので、拠点自体は別のところにあったりする場合があります。後者であれば信頼性は非常に低いので、口座開設は控えたいところです。

ヴァンテ―ジの金融ライセンス

ヴァンテ―ジはVantage Global Limitedがバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)、Vantage International Group Limitedがケイマン諸島金融庁(CIMA)、Vantage Global Prime Pty Ltdオーストラリア証券投資委員会(ASIC)とグループ会社として複数の金融ライセンスを保有しています。日本向けには、Vantage Group LimitedがVantage Tradingという名前で日本向けに展開していますが、バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の管理のもと運営を行っている状況です。

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このところ急に連絡がつかなくなったヴァンテージFXは危険な可能性が高いと思います。過去にも同じように、出金拒否情報や問い合わせをしても返事がない時には決まって倒産の可能性がありました。メールでの問い合わせしか方法がないのに返信が来ないなど言語道断!絶対にヴァンテージFXは選ばず、メジャー業者のXMで新規口座を開設するようにしましょう。XM以外の業者を選ぶほどのメリットがマイナー業者にあることはありません。

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