よく「FXは怪しい」「FXは儲からない」「FXなんか手を出したら借金まみれになる」そんな声を聞くことはありませんか?日経平均が40,000円を超え、投資熱が高まっている昨今、これまであまり投資に興味のなかった人も「老後のために投資を考えるか」といろいろな投資を検討したりしていることでしょう。投資といえば株が真っ先に頭に浮かぶかと思いますが、FXも立派な投資です。
そんなFX、国内FXと海外FXでは大きく仕様が異なることをご存じですか?皆さんが借金を背負うのでは?と思っているFXは実は国内FXのほうで、海外FXでは大きな借金を背負うようなことはほぼありません。その理由としては「ゼロカットシステム」があるためです。ゼロカットシステムシステムとはあまり馴染みのない方もいると思いますが、いったいどのようなシステムのことを言うのでしょうか?
ここでは海外FXのゼロカットシステムについて詳しく見ていきます。
ゼロカットシステムとは?
ゼロカットシステムとは、FX(外国為替証拠金取引)などの金融取引で使われるシステムのひとつです。ゼロカットシステムの主な機能に、トレーダーが保有するポジションが大きな損失を被り、口座の残高がマイナスになった場合でも、その損失をゼロに戻してくれることを言います。その結果、トレーダーが支払う必要のある損失が口座残高を超えてマイナスになっても、追加の支払い義務が免除されるのです。
たとえばコロナや、ウクライナ情勢のように世界的なニュースによって市場が急激に動いた場合、トレーダーが取引によって大きな損失を被る可能性があります。通常、その損失は投資家が負担する必要があり、場合によっては投資した金額以上の損失を被ることもあります。しかし、ゼロカットシステムを採用していれば、これら損失が口座残高を超えた瞬間に自動的にポジションが強制的に閉じられ、口座の残高はゼロまたは設定された最低額に戻されます。その結果、トレーダーは元々投資した額以上の損失を負うことなく、最悪のケースでも口座の残高をゼロに保つことができます。
このゼロカットシステムは、海外FXで主にみられるもので、レバレッジを大きく効かせた取引を行う場合にリスクを抑えるための保護措置として機能します。ただし、ゼロカットシステムが適用されるかどうか、また具体的な条件は取引を行う海外FX業者によって異なるため、実際に取引を行う前には必ず詳細を確認することが大事です。
追証(追加保証金)とは?
ゼロカットシステムと併せて知っておきたいものに「追証(追加保証金)」があります。追証とは、FXのレバレッジ取引で設定された保証金を下回った場合に、FX業者から追加資金を要求されるシステムを言います。この追証の目的は、取引において使用されるレバレッジリスクを管理し、市場の急激な変動によってトレーダーの口座がマイナスになり、その損失がFX業者に及ぶのを防ぐことにあります。
追証が発生するプロセスですが、トレーダーは、まずレバレッジ取引を行う際に、取引額の一部を保証金として口座に預けます。この保証金は、為替変動に対するある種の保険だと思ってください。
FXトレード中に、為替市場の値動きが予想と反対方向となり、トレーダーのポジションが損失を出すと、口座の有効証拠金が減少します。マイナスになることによって、口座の保証金維持率が、FX業者が定める最低限のレベルを下回ると、追証が発生します。追証が発生すると、FX業者からトレーダーに対し、口座の保証金維持率を最低限のレベルまで回復させるため、追加資金を預けるよう要求されます。これがマージンコールです。トレーダーは、指定された期間内に追加資金を口座に預け入れる必要があり、これを怠ると、持っているポジションが強制的に決済されます。これがロスカットと言われるものとなります。
海外FXでは追証なしのゼロカットシステムが採用されている
ほとんどの海外FXでは高いレバレッジトレードを行えることもあり、追証なしのゼロカットシステムが採用されています。これにより、ハイレバトレードで強制ロスカットとなった場合でも、口座残高がゼロになることはあってもマイナスになることはありません。
ところが、国内FXではこの真逆、追証ありゼロカットシステムなしのルールでFX取引が行われます。国内FXでは最大25倍までのレバレッジしかかけられないという法規制がありますので、海外FXのようなハイレバトレードとはならないとはいえ、追証でマイナス残高分の支払いをする義務が生じます。つまり、国内FXであれば借金を背負っても追証分をFX業者に返済しなければならないわけです。
ゼロカットを利用した悪用トレードは厳禁
実は、海外FXのゼロカットシステムは悪用しようとすればできてしまう危険性があります。たとえば、ゼロカットを利用した両建て取引や、経済指標発表タイミングでの取引、アービトラージなどとゼロカットを絡めたトレードを行うとFX業者側の禁止行為にあたり、出金拒否や口座凍結などのペナルティを受けることがありますので注意しましょう。
ゼロカットの発動タイミング
ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを採用しています。海外FXであれば、ゼロカットシステムがない業者を探す方が大変なぐらいなので、まずは口座残高がマイナスになることはない点は安心できます。
ただ、ゼロカットの適用タイミングはFX業者によって異なっており、ある条件を満たしたら適用されるケース、入金すれば適用されるケース、サポートに連絡すれば適用されるケースなどまちまちです。そのため、自身が利用しようと考えている海外FX業者のゼロカットシステム状況は口座開設前に調べておきましょう。
Land Primeのゼロカットシステム
Land Primeのゼロカットシステムは、有効証拠金がマイナスになったら自動発動するものではなく、自身の申請によってゼロカットが行われます。トレーダーはカスタマーサポートへゼロカットの申請を行い、審査が行われその結果ゼロカット処理が適切に行われます。なお、審査によってはゼロカットが適用されないケースもあるようです。
TradersTrustのゼロカットシステム
TradersTrustの場合、はトレーダーの運用口座が取引により有効証拠金がマイナス残高となった場合、口座残高をゼロに修正してくれます。ただし、口座残高修正を希望するトレーダーは、メールにてTradersTrustの日本語カスタマーサポート宛てに自身で連絡する必要があります。
メール記載内容
送信先メール:jsupport@ttcm.com
件名:ゼロカット補償・口座残高修正
本文記載内容:
1. お客様のお名前
2. 弊社登録のメールアドレス
3. 口座残高の修正を希望される運用口座番号
XM Tradingのゼロカットシステム
XM Tradingでもゼロカットシステムが採用されています。XM Tradingのゼロカットシステムは、強制決済で有効証拠金マイナスとなった場合に追加入金を行ったタイミングでゼロカットが行われます。事前登録や申請が不要で自動的にゼロカットが行われてマイナス残高がリセットされるようになっています。
FXGTのゼロカットシステム
FXGTにおいてもゼロカットシステムは採用されています。FXGTの場合、スタンダード+口座、ミニ口座の場合は証拠金維持率が20%に、またECN口座、PRO口座、Crypto Max口座では証拠金維持率が40%となっています。有効証拠金がこれらの数字を下回るとロスカットが発動、その後証拠金維持率が0%になった段階でゼロカットが発動します。
axiのゼロカットシステム
axiでも追証なしゼロカットシステムは採用されています。axiではLand PrimeやTradersTrustと同様にゼロカットを行うためにはカスタマーサポートに申請しゼロカットへの対応を依頼しなければなりません。このような申請が面倒だと感じる場合には、自動でゼロカット対応してくれる海外FX業者を選定してトレードを行うのが賢明です。
ヴァンテ―ジのゼロカットシステム
ヴァンテ―ジは、追証なしのゼロカットシステムが採用されている海外FX業者ですので、これまで紹介している業者同様に借金の心配がない分安心と言えます。このヴァンテ―ジでは、アカウント残高がマイナスになった場合、カスタマーサポートに連絡しなければなりません。連絡しないままだと残高はマイナスのままです。この段階で口座入金してしまうと、マイナス分の補填として使われてしまうので気を付けましょう。
要注意!今から新規口座開設するなら
このところ急に連絡がつかなくなったヴァンテージFXは危険な可能性が高いと思います。過去にも同じように、出金拒否情報や問い合わせをしても返事がない時には決まって倒産の可能性がありました。メールでの問い合わせしか方法がないのに返信が来ないなど言語道断!絶対にヴァンテージFXは選ばず、メジャー業者のXMで新規口座を開設するようにしましょう。XM以外の業者を選ぶほどのメリットがマイナー業者にあることはありません。
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