海外FXの口座開設は、公式サイトだけでなくキャッシュバックサイトを通じても可能です。キャッシュバックには、トレード量に応じてト取引先の海外FX業者からトレーダーへ直接キャッシュバックされるケースと、キャッシュバックサイトを介して特定の条件下でキャッシュバックが行われるケースがあります。キャッシュバックサイトを経由して口座を開設した場合、公式サイトでは提供されない独自の特典が得られることがあります。
ここではキャッシュバックの概念と、キャッシュバックサイトから海外FXの口座を開設する際のメリットとデメリットについて説明します。
キャッシュバックとは?
海外FXにおけるキャッシュバックとは、FX取引を行う際に取引量に応じてFX業者からトレーダーへ支払われるリベートや報酬のことを指します。このキャッシュバックは、トレーダーが取引することで発生するスプレッドや手数料の一部を、あとで返金する形で提供されることが多く、キャッシュバックの仕組みは、FX業者が顧客を引きつけるための一つのマーケティングツールとして使用されます。
キャッシュバックの提供方法
キャッシュバックは、以下のような形態で提供されることがあります。
取引量に基づくキャッシュバック
海外FXトレーダーが一定期間内に行う取引量に応じて、事前に定められたレートでキャッシュバックが提供されます。たとえば、1ロットあたり1ドルのキャッシュバックがある場合、100ロット取引すれば100ドルのキャッシュバックを受け取ることが可能となるようなものです。
新規口座開設ボーナス
新規でFX口座を開設したトレーダーに対しては、初回入金額に応じたキャッシュバックや一定額のボーナスが提供されることもあります。
特定の取引条件達成でキャッシュバック
特定の期間内に一定の取引量を達成する、あるいは特定の通貨ペアで取引を行うなどの特定の条件を満たすことでキャッシュバックを受け取れる場合もあります。
キャッシュバックサイトとは?
キャッシュバックは、公式サイトにおいて口座開設を行ったトレーダーに提供されるものもありますが、「キャッシュバックサイト」と呼ばれるサイトを経由して口座開設を行うことでもらえるキャッシュバックはよく知られています。
キャッシュバックサイトの運営を行っているのは、IB(Introducing Broker)と呼ばれる紹介代理人であり、ネットを通じてFX業者に新規顧客を紹介することで、その顧客がトレードを行った場合に取引量に応じたリベートが支払われます。そのため、IBはキャッシュバックサイトを作成したり、SNSや動画などを通じて顧客勧誘活動を行っています。
キャッシュバックサイトで有名なTariTali
キャッシュバックサイトとしてよく知られているのが「TariTali(タリタリ)」です。TariTaliとは、海外のFX業者を主対象としたキャッシュバックサービスで、 TariTali経由で開設したFX口座の取引量に応じた現金をトレーダーにキャッシュバックをしてくれます。
このTariTali経由で口座開設した場合にはキャッシュバックがもらえることがあるのに、公式サイトから口座開設した場合にはキャッシュバックがもらえないということがあります。しかし、公式サイトでは入金ボーナスがもらえるのに、TariTali経由だと入金ボーナスがもらえないなど、メリット・デメリットがありますので、新規口座開設の際にはキャッシュバックサイト経由か公式サイト経由かは慎重な判断が必要となります。
TariTaliが対応している海外FX業者(一部)
以下のような海外FX業者の場合TariTali経由だとキャッシュバックが獲得できます。
HFM | 10万通貨ごとに最大で9.9USD~29.7USDのキャッシュバック |
TITANFX | 10万通貨ごとにスタンダード(STP)口座は5USD、マイクロ口座は6USD、ブレード(ECN)口座は1.5USDのキャッシュバック |
AXIORY | 10万通貨毎にMT4スタンダード口座は4.5USD、MT4ナノスプレッド口座、テラ口座は1.8USD、MT4マックス口座は8.1USD、cTraderスタンダード口座は2.25USD、cTraderナノスプレッド口座、テラ口座は0.9USD、MultiTrader口座は9USDがキャッシュバック |
axi | スタンダード口座だとスプレッドの40%+α、プレミアム口座だと手数料+スプレッドの17%+α、エリート口座だと手数料+スプレッドの10%のキャッシュバック |
FXGT | 10万通貨ごとに最大9.9USDからキャッシュバック |
TradersTrust | 10万通貨ごとにクラシック口座(ジャパン)は4.8USD、プロ口座が1.92USD、VIP口座が0.48USDのキャッシュバック |
ThreeTrader | Pureスプレッド口座は0.095pips、Rawゼロ口座は10万通貨あたり0.475USDのキャッシュバック |
exness | スタンダード口座だとスプレッドの40%+α、スタンダードプラス口座では0.22USD+α〜1,702.2USD+α、プロ口座がスプレッドの25%+α、ロースプレッド、ゼロ口座は0.1 USD+α〜200USD+αのキャッシュバック |
XM Trading | 10万通貨毎にスタンダード口座及びマイクロ口座は最大9USD、ZERO口座は最大4.5USDのキャッシュバック |
TariTali以外のキャッシュバックサイト
キャッシュバックサイト
- CASHBACK FOREX(キャッシュバックフォレックス)
- CASHBACK Victory(キャッシュバックビクトリー)
- FinalCashBack(ファイナルキャッシュバック)
- RoyalCashBack(ロイヤルキャッシュバック)
キャッシュバックサイトによって貰える報酬は異なっており、TariTaliはキャッシュバック率が高いため、キャッシュバックサイトといえばTariTaliと言われるのはその所以です。
キャッシュバックサイトから口座開設しない方がいい理由
キャッシュバックサイトを経由すると、取引に応じてキャッシュバックがもらえるメリットがある、これは一見するとトレーダーにとって非常にメリットがあるように見えるのですが、実はキャッシュバックの一連の流れは以下のような形になっています。
- STEP
顧客(トレーダー)から海外FX業者
取引手数料やスプレッド上乗せ分を支払っている - STEP
海外FX業者からキャッシュバックサイト
トレーダーの取引量に応じた報酬を支払っている - STEP
キャッシュバックサイトから顧客(トレーダー)
報酬の一部を還元している
これを見てわかるように、お金がぐるぐる回っているにすぎず、その原資を誰が払っているかというと、当然顧客である自分ということになります。自分の取引コストが途中で中抜きされてマイナスになって戻ってくる、これがキャッシュバックサイトのからくりなのです。
ちなみにキャッシュバックサイト経由で口座開設を行うと公式サイト側でもらえる予定の口座開設ボーナスや入金ボーナスは貰うことができません。ただしロイヤリティプログラムによるポイントは貰えるようです(詳しくは口座開設予定のFX業者に確認)。
またキャッシュバックサイト経由にて口座開設した場合、公式サイト経由の口座開設時よりスプレッドが広い口座しか選べなかったり、手数料が発生する口座しか選択の余地が無かったりと、結果として取引コストが増大してしまうことがあります。
ヴァンテージの口座開設では公式サイト経由がおすすめ
先ほど紹介したように、ヴァンテージもキャッシュバックサイトTariTali経由で口座開設が可能です。しかし結局還元されるキャッシュバック自体、自分の取引コストが原資となっているとしたら、正直メリットがありません。それであれば公式サイト経由で入金ボーナスを貰ったり、スプレッドが狭い口座を選んで取引できる方がトレードの幅が広がります。
ボーナスやキャッシュバックと聞くと誰しもがお得であると思ってしまうのですが、その元のお金は間違いなく自分が捻出しているということを頭に入れた上で、キャッシュバックサイトからの口座開設でなく公式サイト経由での口座開設をおすすめします。
要注意!今から新規口座開設するなら
このところ急に連絡がつかなくなったヴァンテージFXは危険な可能性が高いと思います。過去にも同じように、出金拒否情報や問い合わせをしても返事がない時には決まって倒産の可能性がありました。メールでの問い合わせしか方法がないのに返信が来ないなど言語道断!絶対にヴァンテージFXは選ばず、メジャー業者のXMで新規口座を開設するようにしましょう。XM以外の業者を選ぶほどのメリットがマイナー業者にあることはありません。
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