海外FX初心者にとって、海外FXの口座開設は大きなハードルを乗り越えるほどの緊張感があります。日本語で記載された口座開設ページであっても、そのサービス提供者は海外事業者です。海外FXには日本の法律が適用されないため、しっかりと利用規約などを読み解き、トラブルに巻き込まれた時にも健全な解決が望まれます。
そのためには安心できる海外FX業者にて口座開設する必要あり、海外FX初心者は数ある海外FXから最適な業者をピックアップしなければなりません。
ここでは海外FXにおける安心感はどのような点で感じることができるか、海外FX選びで大事にしたいポイントについて見ていきます。
海外FX初心者の方が海外FXで気をつけるべき点
GOOD 海外FXが日本人トレーダーに人気な点
・高いレバレッジをかけたトレードができること
・豪華なボーナスが貰えること
・日本語対応がされているので国内FX同様に違和感なくトレードできること
BAD 海外FXの不安要素
・日本の金融庁登録がされていないため警告されている
・NDD方式が多くスプレッドが広めである
・国内FXより税金面で損する場合がある(法人口座なら緩和されることも)
・詐欺業者が存在する
日本の金融庁登録がされていないため警告されている
ほとんどの海外FX業者は日本の金融庁登録を行っていません。そのため金融庁から警告が発報されています。金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(URL: https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html )」といった形で金融庁登録していない無登録の海外所在業者として警告しているのです。しかし、日本の金融庁に無登録だから安全でないとは言えません。海外FXが日本の金融庁登録を行っていないのは、登録してしまうと海外FXの魅力とも言える、豪華ボーナスやハイレバレッジ、ゼロカットシステムなどが適用できないからです。
ちなみに金融庁登録していないことを警告していることでトレーダー側に何か不利益があるかというとそんなことは一切なく、ましてや日本国内で海外FXトレードを行うこと自体は違法でもありません。
NDD方式が多くスプレッドが広めである
海外FXの取引形式にはNDD方式とDD方式があります。海外FXはNDD方式が、国内FXではDD方式が主流です。顧客とインターバンク市場間にFX業者が入って取引されるのがDD方式、顧客注文が直接インターバンク市場に流れて取引されるのがNDD方式です。
一般的にDD方式はスプレッドが狭く設定されているものの取引に不透明性があるとされています。それはFX業者が間に入った際に、注文を出す出さないの操作ができるためです。
一方NDD方式はスプレッドが少々広めであるものの、取引の透明性が高いのが特徴です。そのため、海外FXは透明性が高く安全性も高いと言われています。
国内FXより税金面で損する場合がある(法人口座なら国内FXと変わらない)
FX取引で獲得した利益に対してとられる課税方法ですが、海外FXの場合は総合課税、国内FXの場合は申告分離課税となります。その結果国内FXのであれば一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)となりますが、海外FXの場合には累進課税方式が取られ、最大で合計15〜55%程度(住民税10%がかかる)の税金が課せられます。
そのため、個人で海外FXを行う場合は利益によっては多額の税金を納めなくてはならなくなるものの、実は海外FXを法人口座で利用すれば、所得税15~23.2%、住民税1~7%、法人事業税3.5~7%で約30~37%程度に税率を抑えることができます。つまりこの法人税以上の税金を個人で納めることになりそうな場合には、法人化して法人口座でトレードを行えば、税金を圧縮できるため、海外FXの方はお得となるのです。
詐欺業者が存在する
海外FXに関するSNSなどを見ていると「出金拒否された」などといった書き込みを見かけることがあります。出金拒否とは海外FXにおいては口座にある自己資金+利益を出金しようとした際に、なんらかの理由で出金ができない状態を言います。海外FXでは業者によって出金拒否が起こると言われているのですが、実際は単に業者側の規定に反したトレードを行ってしまったり、タイミングの問題であったりということもあり、一概にと運営側が意図的にやっているものとは言えません。しかし中には、資金繰りが厳しく、出金拒否を繰り返した結果、ある日突然倒産してしまう、その際に口座にあった資金はすべて持ち逃げされてしまうなんてことがあり得るのです。往々にして、SNSで紹介される海外FX業者はアフィリエイトの収益目的に詐欺業者を宣伝しているケースが多いように思います。Twitter(X)、TikTok、LINE、FacebookなどのSNSには詐欺話や詐欺広告が蔓延しているので注意が必要です。
海外FXの安全性を測る方法
海外FX初心者は海外FX業者の安全を測るにあたり、次のような点に注意して口座開設を行うのがベストです。
資金管理が信託保全の業者を選ぶ
海外FXでは信託保全や分別管理といった資金管理方法でトレーダー資金を守っています。
信託保全は、トレーダーから預かった資金を信託会社などの第三者機関に保管します。もしFX業者が破産するなどの理由で資金にアクセスできなくなった場合でも、顧客資金は安全に保護され返還が保証されます。つまり信託保全は、分別管理よりも一層顧客資金を強い保護がある仕組みとされています。
一方FX取引における分別管理とは、トレーダー資金をFX業者の運営資金とは別に管理することを指します。FX業者は顧客から預かった資金を会社の資金とは別の口座に自信の手で保管することによって顧客の資産を保護します。万が一ブローカーが経営破綻などの不測の事態に陥った場合でも顧客の資金が安全に保護されることが期待されますが、第三者による管理ではないため、全額返済される保証はありません。
ただし、海外FXのほとんどは分別管理にとどまっており信託保全の業者はあまり多くありません。この点、日本国内FXの場合はすべて信託保全となります。分別管理でも安全性は担保されますので、信託保全にこだわり過ぎるとそれ以外の面でメリットを受けられない可能性もありますので、総合的に判断するのがよいでしょう。
金融ライセンスの取得難易度の高いFX業者を選ぶ
海外FX業者は、世界各国で自社サービスを展開するにあたり金融ライセンスを取得したうえで運営をおこなっていることがほとんどです。まれに金融ライセンスを保有せずにFXサービスを行っている業者がありますが、この手の業者は間違いなく詐欺業者だと認識してください。
金融ライセンスには取得難易度によってグレードがわけられています。取得難易度が高い金融ライセンスを保有しているFX業者ほど安心感や安全度は高いですし、お金を出せば誰でも取得できる金融ライセンスでは信頼度が低いのもうなずけます。
金融ライセンス取得難易度高
・英国金融行動監視機構(FCA)
・オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
・キプロス証券取引委員会(CySEC)
金融ライセンス取得難易度中
・バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
・南アフリカ金融サービス委員会(FSCA)
・ケイマン諸島金融庁(CIMA)
・ドバイ金融サービス機構(DFSA)
金融ライセンス取得難易度低
・セーシェル金融庁(FSA)
・セントビンセントグレナディーン金融サービス庁(SVGFSA)
・ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)
・モーリシャス金融サービス委員会(FSC)
・英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)
ヴァンテ―ジの安心感
オーストラリアを拠点とした海外FX業者ヴァンテ―ジですが、日本語サポートもライブチャットやメール、フォームなど多彩な手段で対応可能です。
またヴァンテ―ジでは信託保全制度が設けられており、オーストラリアのコモンウェルス銀行が会社全体で最大$20,000,000の補償を提供する形で資金の安全が保障されています。
さらに日本に向けた展開用としてバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)のライセンスでサービスを行っています。しかしヴァンテ―ジ自体はグループ全体で英国金融行動監視機構(FCA)やオーストラリア証券投資委員会(ASIC)などのライセンスを取得しているため、資金管理については非常に安心できる業者と言えるでしょう。
要注意!今から新規口座開設するなら
このところ急に連絡がつかなくなったヴァンテージFXは危険な可能性が高いと思います。過去にも同じように、出金拒否情報や問い合わせをしても返事がない時には決まって倒産の可能性がありました。メールでの問い合わせしか方法がないのに返信が来ないなど言語道断!絶対にヴァンテージFXは選ばず、メジャー業者のXMで新規口座を開設するようにしましょう。XM以外の業者を選ぶほどのメリットがマイナー業者にあることはありません。
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