海外FXトレードでは自動売買(EA)と呼ばれるトレード手法があります。海外FXが初めてで右も左もよくわからない方にとって、自動売買によるトレードは面倒なことを一切行わずにコンピューターにトレードを行ってもらうことができます。それにより人間の感情に左右されずトレードを行うことができる点が大変魅力です。
ここでは海外FXの自動売買トレードについて見ていきます。
海外FXの自動売買(EA)とは?
海外FXの自動売買とは、為替市場での取引を自動で行うシステムのことを指します。自動売買システムは、あらかじめ設定されたルールやアルゴリズムに基づき、取引の決定や実行を自動にて行います。この際に市場の価格動向や経済指標、テクニカル分析などの情報をもとに、買いまたは売りの注文を自動で出すことが可能です。
このFXの自動売買システムには大きく分けて2つの種類があります。まずは「エキスパートアドバイザー(EA)」と呼ばれるもので、特定の取引プラットフォーム上で動作するプログラムです。MT4やMT5などを利用した自動売買はこれにあたります。もうひとつは、ウェブベースまたはクラウドベースの自動売買サービスで、特定のプラットフォームに依存しないサービスとなります。
自動売買(EA)を行うメリット
自動売買システムを利用するメリットとしては、次のようなものがあります。
人間の感情に左右されずに取引が可能
人間が行うトレードにおいて、トレーダーは常に感情に左右されることがあります。それによって大きな判断ミスを起こし損失を被ってしまうことがあるのも事実です。その点、自動売買システムを利用すれば設定されたルールに基づいて冷静に取引を行うことができます。
24時間取引が可能
FXの市場は世界各国の市場をまたにかけながら平日月曜から金曜までの24時間のほとんどが開場されています。ただ、人間が24時間起きてトレードを行うことも市場の行く末を見ることもできません。そこで自動売買システムを使用することにより、トレーダーが寝ている間も含めて常に市場の動きに反応することができます。
高速取引が可能
自動売買システムは人間よりも速く情報を処理し、市場の変動に素早く反応することができます。よって最適なタイミングを逃すことなく常に勝率の高いトレードに向けて動いて行ける利点があります。
自動売買(EA)を行うデメリット
一方で自動売買システムを利用する際のデメリットとしては、次のようなものがあります。
急な為替変動に対処することが難しい
自動売買システムは過去の為替の値動きをもとに最適な判断を行っていくツールです。そのため、事前にプログラムされていないような急激な為替変動への対応は難しいです。
海外FX初心者には設定が難しい
海外FXの初心者にとっては自動売買システムを使いこなすことは難しいものがものあります。MT4やMT5といった取引プラットフォームに対して自動売買システムを設定することは容易な事ではありません。設定ができずに自動売買を諦めてしまう人もいるため、自分には合わないと思ったら別のツールを探すなど、「みんなが使っているから自分も」とは思わないで自分の信念のもとにツールは選びましょう。
自動売買ではコストが高くなるケースも
自動売買を行うと裁量取引よりもコストがかかってしまうことが往々にしてあります。FX業者が提供する自動売買システムの場合、スプレッド+手数料がかかるなどコスト計算を行った上で利用するようにしないと、FXトレードでの利益を自動売買システムのコストで使ってしまい、何をやっている変わらなくなる危険があります。
自動売買では短期的な利益は見込みにくい
自動売買システムは、長期にわたりポジションを保有しつつコツコツ利益を積み重ねていくスタイルのトレード手法のため、短期的に利益を求める方には向きません。
無料の自動売買システムと有料の自動売買システムの違い
海外FXの自動売買システムには無料のものと有料のものが存在します。イメージ的に「無料より有料の方がきちんとしていそう」と思うのが一般的な考えかもしれませんが、有料の自動売買システムのなかには、「絶対に勝てる」「全額保証」などの謳い文句で販売が行われている高額の自動売買システムがあるので正直危険が多いです。もちろん、そのような詐欺まがいの有料の自動売買システムもありますが、FX初心者が簡単に判別できるようなものではありません。逆に初心者だからこそ「絶対に勝てる」といった言葉に騙されて高額商品を買ってしまう危険性があります。
ですから、FX初心者がまず自動売買システムを利用するのであれば、無料ツールで試してみることから始めましょう。
自動売買(EA)にはVPSが必須
24時間稼働させ続ける自動売買にはVPSが必須です。FXのVPS(Virtual Private Server)とは、FXに特化した仮想専用サーバーサービスを言います。VPSサービスは、トレーダーが為替市場にて自動売買システムを24時間稼働させるために設計されており、VPSを利用することで、トレーダーは自身のコンピューターを常に稼働させておく必要がなく、電力消費を抑えながら取引チャンスを逃さないようにすることが可能となります。
自動売買においてVPSを利用することで、高速で安定したネット接続環境を実現し、電力切断やインターネット回線が切れるようなことがあっても取引を継続することができます。これにより、市場の急な変動時にも反応できるようになります。
また、多くのVPSプロバイダーは、主要な取引サーバーに近いデータセンターにサーバーを配置しています。これによって取引注文の遅延が起こりにくく、より速い注文執行が可能となります。
加えてVPSはセキュリティ面での保護が強化されており、不正アクセスやデータの損失からトレーダーを守ります。FXの自動取引やアルゴリズム取引を行うトレーダーにとって、VPSは取引戦略を最大限に活用し、市場での競争力を高めるための重要なツールです。しかし、VPSを選択する際には、コスト、パフォーマンス、サポートなど、さまざまな要因を検討することが重要となります。
海外FX業者のなかには、利用する口座タイプや一定のロット数の取引を行った場合に、無料でVPSを利用できるところもあります。
自動売買およびVPSサービスが利用できる海外FX業者
海外FXで自動売買が行えてかつVPSサービスが利用可能な業者には次のような所があります。
IS6FXのVPS
IS6FXではS6FX VPSというサービスが提供されています。VPS専用サーバーを利用することで、PCを起動し続けなくても自動売買(EA)ツールを走らせることができます。IS6FXの場合には、追加口座を含む保有口座の残高合計が$5,000以上であればVPSを無料で提供してくれます。ただし、残高合計が$5,000に満たなくても月額$28位の手数料を支払うことでVPSサービスの利用自体は可能です。
TITAN FXのVPS
最先端のテクノロジーを備えたトレード環境を提供しているTITAN FXでは、ライブ口座を開設して本人確認を完了したのち、5ロット取引&残高60万円以上の取引実績がある方には、クライアントキャビネットよりVPSサービス申込を行うことで無料のVPS利用が提供され、安心して自動売買を行えます。
FXGTのVPS
FXGTではMT5から無料の自動売買ツールが入手できます。なお、ミニ、スタンダード+、プロおよびECN口座を利用するトレーダーが無料でVPSを利用するためには、最低初回口座入金額が$3,000、最低月間取引量が5GTLots(50万USD)という条件をクリアする必要がある点は覚えておきましょう。メタトレーダーVPSはデスクトップ専用ですのでスマートフォン端末やタブレット端末からは利用できません。
ヴァンテージでは自動売買は可能?
ヴァンテージではForex VPSが用意されていますので、自動売買が安心して行うことができます。ただし、Forex VPSを無料で利用するためには、取引口座に$1,000USD以上の入金が必要です。また月間$1,000,000USD以上のトレードを行う必要があります(月内クローズした取引として)。
なお、自動売買を行うにあたっては、いきなりリアル口座で取引をスタートするのではなく、まずはデモ口座にて実践してみるととても安心です。ヴァンテージではデモ口座の利用期限ありませんので、納得するまで体験した後にリアル口座へ移行するようにしていきましょう。
要注意!今から新規口座開設するなら
このところ急に連絡がつかなくなったヴァンテージFXは危険な可能性が高いと思います。過去にも同じように、出金拒否情報や問い合わせをしても返事がない時には決まって倒産の可能性がありました。メールでの問い合わせしか方法がないのに返信が来ないなど言語道断!絶対にヴァンテージFXは選ばず、メジャー業者のXMで新規口座を開設するようにしましょう。XM以外の業者を選ぶほどのメリットがマイナー業者にあることはありません。
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